アナリティクスの平均ページ滞在時間と平均セッション時間の違いは?

アナリティクスの平均ページ滞在時間と平均セッション時間の違いは?

 

グーグルアナリティクスを見ていると、

「平均ページ滞在時間」「平均セッション時間」

の2つが存在することがわかります。

 

これらの違いは一体なんなのでしょうか?

それぞれの意味や仕組みについて

お話ししていこうと思います!

 

 

両者の違いとアナリティクスの仕組み

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グーグルアナリティクスの

「ユーザー」→「サマリー」から

見ることができる

 

平均セッション時間が例えば

40秒程度しかないにも関わらず、

 

「行動」→「サマリー」から

見ることができる

平均ページ滞在時間

2分程度ある・・・

 

この違いはなんだ!?

と思われた方は少なくないと思います。

(僕もそうだったのでw)

 

この両者の違いを知る前に、

まずはアナリティクスの仕組み

についてお話する必要があります。

 

グーグルアナリティクスを

はじめとするアクセス解析ツールは、

 

“クリックされた時点”

での計測しか行うことができません。

 

このことを念頭に置いて以下の

説明を聞いていただきたいです。

 

 

平均セッション時間
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(画像は私のブログの1つから)

 

平均セッション時間は

グーグルアナリティクスの

 

「ユーザー」→「サマリー」

から確認することができます。

 

セッションとは、ユーザーが1度サイトを

訪問してからサイトを離脱した時点で

1セッションとカウントします。

 

1ユーザーが2度サイトを訪問して

離脱した場合は2セッションと

なります。

 

ですから、「平均セッション時間」とは

1セッションの平均時間という

ことになります。

 

ですが、この計測には問題があります。

先ほども書いたように、

 

“クリックした時点での計測”

になってしまうため、

 

直帰は0秒になってしまう

からです。

 

Aというページをユーザーが

訪問したとしましょう。

 

Aをユーザーが訪問した情報は

アナリティクスは取得する

ことができます。

 

しかし、1セッションの時間を

計測するには

 

AからBというページの

リンクをクリックしないと

計測できないのです。

 

さらに言えば、ユーザーが

Bというページで離脱すれば、

 

Bを訪れた時点までの時間しか

計測することができないのです。

 

ということは・・・

 

Aで直帰した場合→0秒

Bで離脱した場合→Bをクリックした時間まで

Cで離脱した場合→Cをクリックした時間まで

 

このような計測になります。

この計測時間の合計をセッション数で

割ったものが表示されています。

 

 

平均ページ滞在時間

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(画像は私のブログの1つから)

 

平均ページ滞在時間は、似たような

仕組みではありますが、

 

最大の違いは

“直帰をカウントしない”

という点です。

 

平均セッション時間の場合は

直帰は0秒と計算されるため、

 

直帰すればするほど時間が短くなる

という傾向にありましたが、

 

平均ページ滞在時間の場合は

 

A直帰→カウントしない

A→Bをクリックした時点まで、

A→B→Cをクリックした時点まで…

 

というような計測になります。

この計測された滞在時間を

ビュー数で割った数字になります。

 

なので、平均ページ滞在時間の方が

平均セッション時間よりも

長くなるはずです。

 

 

 

まとめ

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平均セッション時間と、平均ページ滞在時間

の違いについてお話ししていきましたが、

いかがでしたでしょうか?

 

2つの時間に差が生じるのは、直帰を

カウントするかしないかの違いでした。

 

この数字はページの評価にも関わると

考えられる重要な数字ですので、

 

長ければ良いというわけでもないようですが

なるべく長く見られるような工夫も

したほうが良いと考えられます。

 


 

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